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[座談会] 3年後のあり姿

三井物産プラスチックの今、そして未来

世界を網羅する海外ネットワークなど、
幅広い情報力と顧客基盤を大きな強みに

仕事は楽しく、でも真面目に。(八角)

—まず、皆さんが率いているユニットの概要や特徴を教えてください。

八角:私の部署「総合添加剤ユニット」は、プラスチックそのものではなく、プラスチックの強度を高めたり、耐光性や防カビといった特別な機能を与える鉱石や添加剤などの無機原料の扱いが主になっていることに特徴があります。商いの幅が広いのも特徴で、少し前に数えたら扱っている商材は50種以上、お取引先も国内外400社以上になっていました。

北垣:私の部署は「戦略企画ユニット」という何やら大仰な名前ついていますが、企画業務室という部署が2つに分かれた、生まれてまだ1年半のユニットです。経営および営業の支援全般、事業計画の策定、事業投資の支援などが役割になっていて、現状としてはそれぞれの課題にどう取り組んでいくか、走りながら固めているといったところです。

並木:私がユニット長を務めている「業務プロセス管理ユニット」の役割は、内部統制全般に関わる業務ということになるのですが、これだけで社外の方、とくに企業で働いたことのない学生さんに理解してもらうのは難しいですよね。少し具体的に言うと、営業の各部署が正しいプロセスで業務を進めているかを確認したり、前例のないビジネスの進め方をアドバイスしたり、必要に応じて営業と法務や経理などの専門部署をつないだり、といった仕事になるのですが。

八角:このところ海外を含めて取引先がすごく増えているし、商売の内容も複雑化しているので、法令対応や経理処理などの面から「これで問題ない」と確認してくれ、「これで良いのか」と相談できる頼もしい存在なんですよね。僕ら営業が勝手な判断で商売を決めて、後から同じような事例で別の対応をしていたのがわかると問題になるので、それを未然に防いでくれている。

—ご自身のユニットの運営方針についても教えていただけますか。

八角:私のユニットはよく「やかましい」と言われるのですが、それはメンバーの皆が自由に意見を言い合える環境になっている証でもあり、自分の理想通りのユニットになってきたと感じています。イエス、ノーを正直に言えることが、コミュニケーションでは最も大切だと考えていますから。その上で、ユニットの運営方針を言葉にすれば「仕事は楽しく、でも真面目に」といったところでしょうか。

並木:私のユニットは、仕事柄キャリアの長いメンバーが多いのですが、それでも営業部署への面倒なお願いや意見の調整に苦労することが重なるとストレスが溜まるので、「モチベーションをいかに高く保つか」に気を配っています。細かなことですが、私たちの業務の1つにもなっている社内研修の内容を工夫するとか、ユニット内でイベントを行うなど、主業務とは別の角度からも仕事の成果が実感できるよう配慮しています。

「やり遂げる力」という大きな強み。(並木)

—皆さんが感じている、三井物産プラスチックの魅力・強みは?

八角:三井物産グループの一員であることが、やはり大きな特徴であり強みでしょうね。大手総合商社の一員だからこそ、非常に多くの情報が手に入り、アクセスできる原料メーカーや販売先も幅広い。最近は仕入先と販売先の関係も複雑になっていて、原料を仕入れてメーカーに売り、そこで出来たものを別のメーカーに売る、といった商売も増えています。これが可能なのも、大手総合商社グループならではの情報力とネットワークを持つからこそだと思います。

北垣:三井物産の海外ネットワークを活用できるのも強みの1つでしょうね。ブラジルに商機があると考えたら、現地にすでに三井物産の拠点があるからその後の展開が早い。

並木:最近、うちの自動車部隊が三井物産のメキシコ拠点に出向しましたよね。

北垣:八角さんも三井物産の香港支店に出向されていたので経験があると思うのですが、出向時には現地拠点の一員として力を尽くすわけです。ただ、三井物産プラスチックの営業担当が、日本で原料メーカーと色々なやり取りをしてスペックインした材料が、量産に向け海外工場に生産移管される際に他社の扱いになったのでは面白くないじゃないですか。そこは日本と現地の三井物産グループ会社と協業するし、現地で新たなニーズを知れば、日本に知らせるような連携はあります。

八角: 三井物産グループとしての全体最適という考え方ですよね。

並木:私が感じる三井物産プラスチックの強みは、「やり遂げる力」です。この10年、合併や三井物産からの事業の移管、基幹システムの切り替えなど様々な変化の波を受けながら、受け身ではなく自ら考え乗り越えてきたのは、社員1人ひとりの「やり遂げる力」の賜だと思っています。

北垣:なるほど。実はそれこそが、将来にもつながる三井物産プラスチックの一番の強みかもしれませんね。

 
戦略企画ユニット ユニット長 北垣 佳之 [ 1998年入社。2015年に現在の部署に移るまで、17年間にわたり合成樹脂フィルムの営業に携わる。異動直前の1年は香港に駐在して、中国の新規マーケット開拓にも取り組んだ。] 業務プロセス管理ユニット ユニット長 並木 紀子 [ 建材メーカーやコンサル会社などを経て2006年に入社。建材の営業に3年間従事して2009年に現部署へ移り、2016年からユニット長を務めている。営業時代に二級建築士の資格を取得。] 総合添加剤ユニット ユニット長 八角 恒純 [ 工業用ダイヤモンドや添加剤などプラスチック以外の原材料ビジネスの経験が長く、三井物産への出向も2度経験。2度目の出向は香港支社で機能化学品を販売。2015年から現職。]