新発想。
樹脂化の課題は、
難燃塗料で解決できる
部品の金属代替、自由成型、高絶縁性。
次世代難燃塗料が新たなビジネス領域を切り拓く。
PROBLEM
こんな悩みはありませんか?
- 軽量化は必須。すると樹脂化しか方法がない…
- プラスチック材料にしたいが耐熱性・耐火性が課題
- 樹脂化したものの耐久性に不安がある
- 素材を探しているが金属に替わるものがない
その悩み、
三井物産プラスチックに
おまかせください!
BENEFIT
解決の決め手は「塗料」にあり。
樹脂を難燃グレード5VA以上に!
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樹脂のウィークポイントとは?
金属代替、樹脂化のニーズ急増
製品の小型化、複雑形状加工、そして高い絶縁性が求められるいま、部品の金属代替、つまり樹脂化を検討するメーカーが増えています。しかし一般的なプラスチック材料は熱によって変形しやすく耐久性も低くなります。つまりプラスチックにとって最大のウィークポイントは耐熱性なのです。
樹脂のウィークポイントは「熱」
プラスチックの耐熱性を高めるために、その性能をどのように改善していくか?この問題は、長年にわたり樹脂素材メーカーの課題となっていました。ウィークポイントである熱を克服すれば、炎にも耐えられる、燃えないプラスチック材料が生み出せるはずなのです。
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厚さで異なる樹脂の燃焼特性
難燃樹脂は肉厚が条件だった
プラスチック材料の燃焼特性を評価する規格である「UL94」。最も燃えやすいV-2から段階的にレベル分けがされており、その最上位となる5VAレベルの達成には、肉厚の樹脂成型品でなければ難しいとされていました。
金属代替、自由成型には肉薄が必須
金属代替となるプラスチック材料には、複雑形状加工、つまり自由に成型できる素材が求められます。つまり肉厚の樹脂ではニーズに応えられない。金属代替、自由かつ複雑な加工に対応するには肉薄樹脂であることが絶対条件なのです。
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塗布して難燃性を高める新発想
塗料による難燃特性の向上
材料は薄くする必要がある。しかし多くの成型品で使用される肉薄樹脂の難燃特性は、中位となるV-0レベルが限界。そこで 私たちは発想を変え、肉薄樹脂に難燃塗料を塗布する、という新しいアイデアを見出したのです。
難燃最高レベル5VA以上
塗料メーカーとの共同開発によって、試行錯誤の末に生まれた次世代難燃塗料。完成品を肉薄樹脂に塗布した実験では、最高レベル5VA以上の難燃特性へと引き上げることに成功しました。さらにエンプラと組み合わせることで、1,000℃の炎で5分連続加熱しても耐えられることを実証。発想の転換が功を奏し、金属代替、樹脂化プロセスの問題を解決する次世代難燃塗料を生み出したのです。
VERIFICATION
PPS樹脂にバーナーの炎を当て続けるとどうなるか?
検証条件
- 試験片
- :PPS、3mm厚
- 塗料
- :15μ塗布
- 塗布方法
- :スプレーガン(一般品)
- 燃焼時間
- :5分連続
検証結果
塗料ありの場合、炎を5分当てても破損なし。樹脂の難燃性向上に大きく貢献
通常のPPS樹脂(塗布なし)
・炎を当てはじめて1分程度で穴が開いた
・変形も激しい
難燃塗料を塗布したPPS樹脂
・5分連続で炎を当てても穴が開かない
・熱で変形するが焼けきれてない
SOLUTION
三井物産プラスチックが特許を取得!
次世代難燃塗料にできること
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01耐熱性&耐久性の向上
次世代難燃塗料を塗布することで、プラスチック材料の耐熱性および耐久性が向上。例えばエンジンや空調ダクトまわりの部材で難燃特性アップが見込めれば、新たな金属代替ニーズが生まれる可能性も。
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02金属部品の樹脂化
部品の金属代替、つまり樹脂化がスムーズに行えれば、製品の軽量化に大きく貢献できます。その先の低燃費化やCO2排出量削減といったビジネス課題が一気に解決できるかもしれません。
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03塗るだけで難燃材料に
必要な工程は、難燃塗料の塗布だけ。つまりこの次世代難燃塗料は、既存のあらゆる材料の難燃特性向上に貢献できるということ。用途を選ばず、あらゆる産業で応用可能です。
ADVANTAGE
三井物産プラスチックが選ばれる
3つの理由
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ADVANTAGE.01
素材を知り尽くしたプロ集団私たち三井物産プラスチックの取り扱いアイテム数は3,000種類以上。合成樹脂(プラスチック)や化学品、機械などをグローバルに扱う化学品専門商社として、そしてあらゆる素材を知り尽くしたプロ集団として、さまざまな分野における産業的課題の解決策を提案しています。
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ADVANTAGE.02
三井物産グループのネットワーク化学品専門商社としての技術力とノウハウを結集し、三井物産株式会社が持つ総合力もフルに活用。お客様の多様化するニーズにお応えするべく、世界中に展開している100を超える海外拠点と一体となって事業を展開しています。
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ADVANTAGE.03
4,000社を超える取引パートナー国内メーカーを中心に、取引先は4,000社以上。国内産の樹脂材料は、そのほとんどを三井物産プラスチックで調達可能です。ビジネス課題を解決する新しい素材のほか、ニーズに合った樹脂、塗料、加工パートナーをご提案します。