トピックス2025年12月17日
物流効率化法とは?いま始めるべき“現場改革”と資材見直しのすすめ

2025年4月に施行された「物流効率化法」は、荷主・物流事業者に対して努力義務や中長期計画の策定を求めるなど、現場に大きな変化をもたらしています。そんな中、「何から手をつけるべきか」と悩む企業も多いのではないでしょうか。実は、今すぐ着手できて効果が見えやすいとして注目されているのが、パレットやコンテナなど“物流資材の見直し”です。なお、2024年問題の直撃を受けたのは主に“ドライバー・運行現場”であり、資材サプライ側は混乱が小さく「ほぼ無風」に近い状況が続きました。本記事では、制度対応と業務改善を両立する具体策についてご紹介します。
物流効率化法とは何か、なぜいま注目されているのか?

法律の目的は「物流の共通課題」への対応
2025年4月の施行から、物流業界で喫緊の課題として関心が高まっているのが「物流効率化法」です。正式名称は「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」でしたが、2024年5月の改正により「物資の流通の効率化に関する法律(物流効率化法)」へと名称変更され、制度内容も大きく見直されました。目的は、深刻化する人手不足や労働環境の悪化、環境負荷といった物流業界の課題に対し、荷主と物流事業者が連携しながら、輸送の効率化や環境負荷の軽減を図ることです。
注目の背景には、いわゆる「2024年問題」があります。これは、トラックドライバーの年間時間外労働に960時間という上限が設けられたことで、輸送能力の不足が加速し、物流の遅延やコスト増、人材流出が懸念されている問題です。さらに、eコマースの急拡大によって配送は小口・高頻度化が進み、CO₂排出量の増加やドライバーの負荷増も無視できません。
荷主・物流事業者の「努力義務」が明文化
こうした課題に対応するため、改正後の法律では、荷主・物流事業者に「努力義務」が課されました。具体的には、荷待ち時間や荷役時間の短縮、積載効率の改善、共同配送の推進といった取り組みが求められています。さらに一定規模以上の荷主や物流企業は「特定事業者」に指定され、中長期の効率化計画の策定や定期報告、物流統括管理者(CLO)の選任が義務となります(2026年度より)。違反した場合は罰則も設けられており、物流効率化法への対応は企業経営に直結するテーマとなっているのです。ただしここで強調したいのは、影響の“出方”の違いです。2024年問題・法対応の波はドライバーや運行現場に強く当たる一方、パレット・コンテナ等の 「物流資材」 サイドは供給・納期とも大きな乱れは少なく、 「比較的無風」 に近い状態が続いています。
物流効率化は何から始めるべきか、今すぐ着手できる現場改革とは?

制度対応は待ったなし、でもすぐにできることは限られている
法対応が経営課題となる一方、制度への対応は決して容易ではありません。社内での体制整備、複数部署をまたぐ中長期計画の策定、CO₂排出量や積載率のデータ収集など、取り組むべきことは多岐にわたります。
また、物流効率化と聞くと、多くの企業が「自動倉庫の導入」や「配送管理のAI化」など、大規模な投資やシステム改革を思い浮かべるかもしれません。しかし、これらの施策はコストも導入期間もかかり、特に中堅・中小企業にとっては現実的な第一歩とは言えません。そのため、「何から着手すればよいのか」「どこまで対応すべきか」が分からず、手が止まっている企業も少なくないのです。
そうした中で注目されているのが、“まずは資材から変えていく”というアプローチです。物流資材の見直しは、比較的スモールスタートで導入でき、かつ成果が見えやすいため、制度対応の第一歩として最適だとして、取り組む企業が増加しています。
資材改善は、制度対応・人手不足・環境配慮の三方良し
たとえば、作業負荷の軽減につながるパレットやコンテナの導入は、「ドライバーの荷役負担軽減」や「積載効率の向上」といった法改正の努力義務項目と直結します。また、保管スペースや輸送回数の削減は、CO₂排出量の削減=環境配慮の実績としても評価されます。
さらに、資材改善は業務改善効果がすぐに現れやすく、社内の担当者にも「効率化への実感」を共有しやすいのが特長。制度対応においては、実施内容を計画・報告書に反映させる必要があるため、実行しやすく、数値化しやすい資材改善は報告資料にも組み込みやすいというメリットがあります。
つまり資材改革は、制度対応の“証拠づくり”にもなり、かつ本質的な業務改善にもつながる、非常に有効な一手なのです。中長期的なCLO体制やDX化に着手する前に、まず現場でできることから始める。これが、法改正をチャンスに変える企業の共通点と言えるでしょう。
三井物産プラスチックが提案する物流効率化法への具体策とは?

資材から始める改善で、法対応と現場改革を同時に実現
資材から着手する。まずはそこから改善を始める企業が多い中、「具体的にはどんな点を改善すべきか」「何をもって“改善”とするのか」が分からず、悩む企業も少なくありません。そこで参考にしたいのが、三井物産プラスチックが提案する“資材の見直しから始める物流改革”です。
同社は、木製パレットをプラスチック製に変更して荷役時間を短縮した事例や、折りたたみ式コンテナで保管・回収負担を軽減した事例など、法改正で求められる「荷待ち時間の短縮」「積載効率の向上」「作業負荷の軽減」に直結する取り組みを、多数展開しています。資材を変えるだけで、現場の生産性やドライバーの労働環境、環境負荷にまで効果が及ぶ点が大きな特長です。
現場支援から制度対応まで、ワンストップでサポート
さらに三井物産プラスチックが選ばれている理由として、単なる資材の提供にとどまらず、課題のヒアリングから最適資材の設計・調達・導入・再資源化までを一貫して支援できるという点が挙げられます。また、脱炭素経営に向けたリサイクルの導入など、環境配慮型の提案も得意分野です。
また、資材の改善からスタートし、さらにハイレベルな改革を行いたい場合も、三井物産プラスチックならさまざまなご提案が可能です。3PL/4PLとして物流全体の包括支援も行っているため、難しい需要予測や情報分析、調達計画、生産・在庫管理、納期調整など、サプライチェーン全体をマネジメントすることも可能です。
“運行は荒天、資材は凪”。まずは動かしやすい資材から成果を出し、制度対応の信頼できる実績(エビデンス)を積み上げる——この順番が最短距離です。まずはお気軽にご相談ください。
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