トピックス2026年1月19日
注目の物流コンサルタントとは?導入が増える背景とソリューションを解説

近年、物流コストの増加や人手不足、脱炭素対応など、物流を取り巻く課題が複雑化しています。こうした背景から、物流の専門家である「物流コンサルタント」が注目されています。本記事では、物流コンサルタントの役割や依頼先の選び方、注目される理由についてわかりやすく解説。また、物流改善の重要なポイントとなる「物流資材の見直し」についてもご紹介します。あわせて、2024年問題の直撃を受けたのは主に“ドライバー・運行現場”であり、パレット/コンテナ等の「物流資材」サイドは供給混乱が小さい=“ほぼ無風”だった点を踏まえ、短期で成果が出しやすい「資材見直し」も紹介します。物流に課題を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
物流コンサルタントとは?
物流コンサルタントとは、企業が抱える物流に関する悩みや課題を、第三者として客観的に分析し、よりよい改善策を提案し、実行までサポートする専門家です。たとえば、倉庫でのモノの管理、輸配送、在庫の持ち方、人手の使い方、ITの活用など、物流に関わるさまざまな業務を対象としています。また、最近では脱炭素や災害時などの事業継続(BCP)、物流のデジタル化(DX)といった新しい経営課題にも関わるケースが増えています。
コンサルティングの方法も多様です。データをもとに数値で分析したり、現場でのヒアリングから課題を探ったりといった手法を組み合わせ、拠点の見直しや物流ネットワークの再設計、機械や資材の入れ替え、IT活用など、幅広い改善に対応しています。
また、改善方法を考えるだけでなく、実際の導入や効果の確認までしっかりサポートすることが多く、企業が物流面でより強くなるための心強い味方となっています。物流は企業の成長や利益に直結する重要なテーマであり、物流コンサルタントは今後さらに必要とされる存在だと言えるでしょう。とりわけ現在は、「運行現場=影響大/資材=比較的安定」という“二層”の実態を踏まえ、 短サイクルで成果を出す (例:資材起点の省人化)×中長期の構造改革(拠点・ネットワーク最適化)を並走させる役割が重視されています。
なぜ物流コンサルタントが注目されているのか?

物流コンサルタントが注目されている背景には、社会やビジネス環境の変化があります。とくに物流業界では「2024年問題」と呼ばれる、ドライバーの時間外労働に関する規制によって、運べる荷物の量が不足し、物流コストの増加や人手不足、配送遅延といった問題がより深刻になっています。また、企業には環境への配慮が求められており、脱炭素や環境負荷を減らす取り組みも重要になってきました。こうした背景から、物流は今や企業経営に欠かせない重要なテーマになっています。
しかし、こうした課題を自社だけで解決するのは難しいのが実情です。目の前の業務を優先するあまり、根本的な改善が後回しになってしまうケースが多くあります。そこで役立つのが、物流コンサルタントです。豊富な知識とデータをもとに、課題を短期間でわかりやすく整理し、改善の効果を数値で示してくれます。さらに、自社だけでは気づけない、他社や異業種で成功した事例を参考にした提案ができるのも大きな強みです。
また、物流のデジタル化(DX)や自動化といった高度な取り組みには、専門的な知識が欠かせません。荷主企業や物流会社にとっては、業務効率・コスト削減・環境対応を一度に進める必要があり、こうした改革には第三者の支援が効果的なのです。加えて、直近の現場感としては「ドライバー・運行側は逆風だが、 資材サイドは“ほぼ無風” 」という状況が続いており、 “短期は資材でKPI改善/中長期はネットワークやDXで再設計” という二段構えが理にかなっています。
物流コンサルティングはどこに依頼できるのか?
物流コンサルタントに依頼する場合、大きく分けて4つのタイプがあります。
ひとつ目は、総合コンサルティングファームです。こうした会社は企業経営やサプライチェーン全体を広い視点で見て、物流を含めた事業戦略やDX(デジタル化)推進などを支援しています。経営全体とあわせて物流を考えたい場合に向いています。
次に、物流専門のコンサルティング会社があります。倉庫や輸配送、在庫管理といった現場に密着した課題を得意とし、業界の動向や他社事例を活かした、実践的で具体的な提案が特徴です。
三つ目は、物流企業が持つコンサルティング部門です。実際に自社で物流現場を運営してきたノウハウを活かし、拠点の再編や効率化、現場作業の改善といった、より実務に近い支援を行っています。
最後に、商社による提案という選択肢もあります。商社は多くの企業や業界と幅広く取引しているため、豊富な知見と実績を持っています。さまざまな事例をもとにした提案ができ、さらに海外とのネットワークも活かし、国内外を問わずグローバルな視点で物流や資材の改善を支援できる点が特徴です。
どうやって物流コンサルタントを選べばよいか?

物流コンサルタントを選ぶ際は、自社が抱えている課題や目的に合ったパートナーを見極めることが大切です。
まず確認したいのは、そのコンサルタントがどんな分野を得意としているかという点です。経営戦略や全体設計に強いのか、現場改善が得意なのか、それともITやデジタル化(DX)に特化しているのか。自社の課題ときちんとマッチしているかが、選ぶうえで重要になります。また、物流全体を広い視点で見渡せる力と、現場レベルまで落とし込んで具体的な提案ができる力があるかもチェックしておきたいところです。
次に確認したいのは、そのコンサルタントの実績と経験です。自社と同じ業界や規模の企業を支援した経験があるか、どんな成果を出しているかといった点は、信頼できるかどうかを判断する目安になります。さらに、コンサルタントがどのように進めていくのかも大事なポイントです。単にアドバイスをするだけでなく、実際に改善策を実行し、効果をしっかり確認するところまで支援できるか。また、社内をうまく巻き込みながらプロジェクトを進められる力があるかも確認しておくと安心です。
最近では、拠点の統廃合や配送ネットワークの見直し、大きな仕組み改革だけでなく、倉庫内の作業や資材選びといった細かなところまで丁寧に提案できるコンサルタントが求められています。資材まで含めた提案ができるコンサルタントは、すぐに効果が出やすく、実行力がある証ともいえます。信頼できるパートナーとともに、自社に合った物流の形を考え、しっかり実行していくことが、これからの時代には欠かせません。
木製パレットからの置き換えも。物流コンサルタントが注目する「物流資材」の見直しとは?

物流改善というと、システムや設備の見直しが注目されがちですが、実は「資材」の改善が効果を発揮しやすい領域であることをご存じでしょうか。近年は、省人化・省力化、物流効率化、環境対応といったニーズの高まりから、物流資材の選定はますます重要性を増しています。
樹脂専門商社である三井物産プラスチックでは、こうした背景を踏まえ、樹脂素材を活かした高付加価値なソリューションを提案しています。物流資材は、保管・輸送・作業効率の向上はもちろん、事故防止、コスト削減、環境負荷の軽減といった課題解決に直結する重要な要素です。
たとえば、木製パレットからプラスチックパレットへの切り替えにより、耐久性とリサイクル性を向上させ、物流コスト削減に貢献しています。また、折りたたみコンテナは、使用しないときはコンパクトに畳めるため、保管・輸送の効率化に役立ちます。液体輸送ではIBCタンクを活用し、ドラム缶より省スペースかつ安全に大量輸送を実現。さらに、プラスチックダンボール折りたたみボックスは軽量で積載効率が高く、作業負荷軽減や物流効率化につながります。
このように、再利用可能で耐久性に優れたパレット・コンテナ・ボックスをはじめ、作業性や保管効率を考慮した各種通い箱や専用資材など、物流工程に最適な資材をオーダーメイドでご提案。海外を含むグローバルサプライチェーンを視野に入れた展開も可能です。
物流改善は全体最適が求められますが、現場で「すぐに」「確実に」効果が表れやすいのは、こうした資材見直しから着手すること。三井物産プラスチックは、樹脂の専門商社ならではの知見とネットワークを活かし、物流現場の課題解決と持続可能な成長に貢献します。
物流資材の見直しや総合的な物流改善に課題を感じている企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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