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Stepac社のエクステンドは、野菜をはじめとする青果物の長期貯蔵を実現する鮮度保持フィルム（MA包材）です。2023年10月に公開したシャインマスカット事例記事に大きな反響をいただき、「どのように包むのか？」「保存に適した環境は？」など数多くのお問い合わせをいただいています。そんな皆さまの声にお応えし、今回の記事ではエクステンドの正しい封入方法を解説。エクステンドの鮮度保持効果を長持ちさせるための容器選び、袋のしばり方まで、詳しく解説していきます。

準備編 1. エクステンド各袋の仕様を確認する

鮮度保持したい青果（用途）別で、エクステンド各袋をご用意しています。それぞれの青果で最大限の効果が発揮できるよう、用途に応じたエクステンドをお求めください。各袋には、用途、内容物重量、保管温度などの仕様が印字されています。用途や量、管理温度を守ったうえで、正しくお使いください。

準備編 2. しっかり予冷しておく

各袋に印字されている保管温度にまで青果物を予冷いただくことで、エクステンドによる鮮度保持機能が発揮されます。冷蔵庫または発泡スチロールケースなどを利用して、事前に予冷しておくことをおすすめします。

準備編 3. ダンボールかメッシュコンテナを用意

エクステンドの導入や実験の際に皆さまにお伝えしているのは、包みかたと同じく保管のための容器選びが重要だということ。フィルムに包んで「呼吸」と「蒸散」をコントロールするエクステンドの性質上、通気性の良いダンボールもしくはメッシュコンテナでの保管が必須条件。つまり、穴のあいていないプラケースや発泡スチロール箱などはNGとなるのです。事前に最適な保管容器を準備したうえで、エクステンドでの長期貯蔵をお試しください。

エクステンド大袋での包みかた

ブロッコリーを例に、エクステンド大袋での包みかた手順をご紹介します。以下の手順に沿って青果の封入を行ってください。

エクステンド小袋での包みかた

シャインマスカットを例に、エクステンド小袋での包みかた手順をご紹介します。

【予冷をお忘れなく】
小袋を利用する際も、青果物をしっかり予冷いただくことで、エクステンドによる鮮度保持機能が発揮されます。冷蔵庫または発泡スチロールケースなどを利用して、事前に予冷しておくことをおすすめします。

エクステンドなら1.5〜2倍※の長寿命化も。成功の秘訣は冷蔵庫での温度管理

エクステンドの効果を最大化するためには徹底した温度管理が求められ、包んだあとは必ず冷蔵保管する必要があります。正しく使えば1.5〜2倍の長寿命化も期待でき、青果の高付加価値化はもちろん、流通途上のロス削減といった成果につながったという事例も。せひこの機会にエクステンドの実力を体感してください。
※作物の種類や収穫・貯蔵環境によって異なります